おうちでドックの検査項目はがんと生活習慣病に分けることができます。
これらの病気は初期では症状が現れにくいです。
そのため知らず知らずの内にがんや生活習慣病が進行していって、ようやく自覚症状が現れる頃には手遅れの可能性もあります。
こんなことにならないためにも、年に1回人間ドックを受けていれば、早期発見につながって危険性も激減です。
そんな危険性の高いがんについて調べることができるおうちでドックのプランと、どんながんを検査することができるのかについて紹介していきます。
おうちでドックでがんを検査できるプランは3つある
おうちでドックでがんの検査をすることができるプランはこちらです。
・がん専用検査キット
・がん/生活習慣病検査キット
・胃がんリスクチェックの検査キット
この3つのプランについてはがんを検査することができます。
おうちでドックには4つのプランがありますが、ほとんどのプランでがんを検査することが可能です。
ただプランによってがんの検査項目が異なるので注意が必要です。
プラン別の検査項目
・がん専用検査キット
食道がん、前立腺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん
・がん/生活習慣病検査キット
食道がん、前立腺がん、大腸がん、乳がん、子宮がん
栄養障害、糖尿病、腎疾患、肥満度、脂質代謝異常
高血圧、肝臓疾患、動脈硬化、痛風/尿路結石
・胃がんリスクチェックキット
胃がんの原因とされるピロリ菌と胃の炎症具合を検査
ひとえにがんを検査するといっても、プランによって検査項目が異なるので注意しましょう。
でもおうちでドックを利用してがんを検査するなら「がん/生活習慣病検査キット」です。
このプランはがんを検査することはもちろん、9つの生活習慣病についても検査することできます。
おうちでドックにはもう一つのプラン生活習慣病専用検査キットがありますが、それとがん専用検査キットが合わさったものが「がん/生活習慣病検査キット」です。
そのため最近外食ばかりしている、社会人になってから体型が変わったという方は、生活習慣病の可能性もあるのでついでに検査しておきましょう。
ただ万能ながん/生活習慣病検査キットでも胃がんについては調べることができません。
そのため胃の調子を調べたい場合は胃がんチェックのプランを選びましょう。
例えば最近胃の調子が優れないことが多い、血便が出るなどは胃がんの可能性があります。
その場合は胃がんリスクチェックの検査キットがおすすめです。
プラン別の料金
そして各プランの料金がこちらになります。
検査キット名 | 男性用 | 女性用 |
がん専用検査キット | 16,500円 | 16,500円 |
がん専用検査キット (男女セット) | 29,700円 | |
生活習慣病専用検査キット (血液検査+尿検査) | 9,350円 | |
生活習慣病専用検査キット (血液検査のみ) | 8,250円 | |
がん/生活習慣病検査キット | 21,780円 | 21,780円 |
がん/生活習慣病検査キット (男女セット) | 39,204円 | |
胃がんリスクチェックキット | 11,000円 |
※2021年4月現在の料金、税込価格で表記
おすすめのがん/生活習慣病検査キットは21,780円と値段的にもそこまで高くありません。
仮にがん専用と生活習慣病専用を別々に購入すると23500円と、がん/生活習慣病検査キットより4000円ほど高いです。
別々の検査キットを購入すると損なので、がん/生活習慣病検査キットでまとめて検査しておきましょう。
またがん検査には男性用と女性用の検査キットがありますが、セット販売しているものがあります。
セット販売を購入すると別個で購入するより4000円ほど安くなるので、この機会を生かして家族でがん検診をしておくのも良いでしょう。
家族でがんのリスクを検査しておくと、より安心して人生を謳歌することができますよ。
おうちでドック男性用プランの検査項目とがんの危険性
おうちでドックのがん検診ができるプランには男性用と女性用があります。
それぞれでがんの検査項目が違うので購入の際には気を付けておきましょう。
まずは男性用の検査キットで調べることができるがんの種類を紹介します。
食道がん、大腸がん、前立腺がん
おうちでドックではこの3つのがんを調べることができます。
ではそれぞれのがんの危険性や症状を紹介するので、自分にがんの可能性があるかどうか参考にしてください。
食道がんの特徴・症状・危険性
食道がんは食道の粘膜に発生するがんで、病状が進行すると他の場所に転移するという特徴があります。
他の場所に転移してしまうと大掛かりな手術をすることになるのでたいへん危険です。
またがんといえば遺伝が大きく影響しますが、日常生活も影響します。
例えば毎日のように過度な飲酒や喫煙をしていると食道がんのリスクがグッと増すので注意が必要です。
そんな食道がんは初期症状がほとんど現れないため、発見が遅れてしまいます。
食道がんの浸食が進むと、
- ご飯が飲み込みづらい
- 胸部の違和感
- 咳や声のカスレ
- 体重が激減する
といったような症状が現れます。
これらの症状が現れたらすぐに人間ドックを受けるようにしましょう。
ただこの段階では病状が進んでしまっているので治療が困難になります。
そうなるとリスクのある手術を受けることになるので、少しでも違和感を感じたら人間ドックを利用しましょう。
おうちでドックなら自宅から検査することができるので時間がない方や、病院に行くのが面倒な方でも食道がんについて検査することができますよ。
大腸がんの特徴・症状・危険性
大腸とは消化された食べ物の残りを最終的に処理する臓器で、その部分にできるのが大腸がんと言われています。
大腸がんも日常生活が大きく影響していて、動物性たんぱく質の過剰摂取が一つの原因です。
動物性たんぱく質は卵・魚・肉・チーズなどに多く含まれています。
食の欧米化が進んでこういった食品を食べる機会が増えているため、大腸がんの罹患率と死亡率が増えているのです。
というのも、大腸がんは男女ともに罹患率と死亡率がトップクラスに高くなっています。
大腸がんも初期症状はほとんど現れず、人間ドックでしか発見するのは困難です。
大腸がんは発生する場所によって症状が異なります。
大腸の右側にがんができた場合は病状が進行しても症状が出にくいです。
一応軽い腹痛などが現れますが、これだけでは判断できないでしょう。
そこからさらにがんが進行すると腹部にしこりができます。
大腸の左側にがんができると、便に血が混じっていたり、ドバっと血が出てくることもあるのです。
これはインパクトのある光景なので見逃すことはないと思います。
このようにもし便に血が見受けられる場合は、すぐに病院に行って検査してもらいましょう。
また腹痛や便がなかなか出ないという症状も現れて、さらにがんが進行すると便やガスが一切出なくなる腸閉塞になることもあります。
こういった具合にひとえに大腸がんと言っても、場所によって症状が異なるので発見するのが難しいです。
がんが進行して体調を崩さないためにも定期的にがん検診をしておきましょう。
前立腺がんの特徴・症状・危険性
前立腺がんとは男性にのみある臓器で、膀胱の下にあります。
前立腺がんは進行すると骨に転移し、腰痛や不全麻痺などの症状が現れます。
この段階になると手術が必要になるので、手遅れになる可能性も高いです。
前立腺がんも初期症状がほとんど現れず病気が進行すると、
- 尿が出にくい
- 尿の回数が多い
- 残尿感がある
- 排尿時の痛み
- 血尿
など尿に異常が現れます。
尿が出にくいや回数が増えるというのは年齢や他の病気の可能性もあるので判断が難しいです。
ただ血尿や排尿時の痛みは前立腺がんでなくても、尿路結石などの可能性があります。
そのためこの2つの症状が出たらすぐに病院に行くべきです。
おうちでドックのがん/生活習慣病検査キットなら、前立腺がんと尿路結石についても検査することができます。
血尿や排尿時の痛みを感じているならがん/生活習慣病検査キットを利用しましょう。
おうちでドック女性用プランの検査項目とがんの危険性
おうちでドックの女性用プランでは以下のがんを調べることができます。
食道がん、大腸がん、子宮がん、乳がん
女性の場合は子宮がんと乳がんが加わります。
またこれらのがんは罹患率が高くなっているので注意が必要です。
では子宮がんと乳がんの特徴や症状、危険性について見ていきましょう。
乳がんの特徴・症状・危険性
乳がんは女性が発症するがんの中でも一番罹患率が高いです。
そのため人間ドックを受ける際には乳がんについて検査してもらいましょう。
乳がんの症状として現れるのが痛みのないしこりです。
痛みがないため発見が遅れてしまいます。
ただしこりは触ると分かるくらいのものなので、しこりができた場合はすぐに検査してもらいましょう。
そんな乳がんは進行すると様々な場所に痛みが発生します。
例えば骨や骨にがんが転移すると、歩く・立つなどの基本的な動きでさえ辛くなるのです。
他にも脊髄に転移すると背部や胸部など様々な場所に痛みだします。
このように乳がんが他の場所に転移すると様々な症状が現れますが、この段階では治療が困難なため手術することになるでしょう。
最悪の場合は乳房切除術を受けることになり、乳房がなくなることもあります。
こういったことにならないためにも定期的な人間ドックはもちろん、胸にしこりができていないか確認しましょう。
そして胸にしこりを感じたら乳がんでない可能性もありますが、迷わずに病院に行くと安心です。
子宮がんの特徴・症状・危険性
子宮がんは文字通り子宮にできるがんですが2種類あって、子宮の入り口付近にできる子宮頸がんと子宮の奥にできる子宮体がんです
これらの子宮がんは20歳を超えたあたりから発生します。
がんは通常30歳を超えてから発症することが多いです。
そう考えると子宮がんは、他のがんと比べるとより厄介ながんと言えます。
また子宮がんも初期では症状が現れず、がんが進行すると不性出血が見られます。
例えば子宮頸がんが進行すると、性交した後に性器から血がドバっと出たり、おりものに悪臭が付くこともあります。
このように子宮がんも症状らしい症状が現れないので、検査するしか初期の子宮がんを発見する方法はないです。
女性の場合は20代の子宮がん罹患率も高くなっているので、20歳を迎えたら一度検査しておきましょう。
おうちでドックは胃がんのリスクを検査できるプランもある
おうちでドックには胃がんについて検査することができる胃がんリスクチェックというプランがあります。
胃がんについてはこのプランでしか検査することができないので注意しておきましょう。
そんな胃がんの原因は主にピロリ菌だとWHO(世界保健機関)が発表しています。
ピロリ菌さえ除去出来たら胃がんのリスクも減りますが、胃にピロリ菌が発生する仕組みは明確になっていません。
そのため検査をしてピロリ菌を発見して、除去することになるのです。
ピロリ菌を除去せずに放っておくと胃粘膜が薄くなって、胃が炎症してそこから胃がんになります。
胃がんも初期では腹痛や食欲不振など軽い症状が現れますが、胃がん特有のものでないためほとんど分かりません。
胃がんが進行すると体重の激減や血便などの症状が現れます。
このように胃がんもやはり進行するにつれて症状が現れるので検査するしかありません。
おうちでドックなら胃がん以外に、胃の炎症具合についても検査することができます。
胃がんについて高精度な検査をすることができるので、最近胃が荒れていると感じている方は利用してみるのも良いでしょう。
プランはまとめて検査できるがん/生活習慣病検査キットがおすすめ
おうちでドックにはがんを検査することができるプランが3つありますが、生活習慣病も検査できるがん/生活習慣病検査キットがおすすめです。
がん/生活習慣病検査キットは税込21,780円なので、20000円ちょっとでがんや生活習慣病のリスクについて知ることができます。
特にがんは初期では症状が現れず、がんが進行してから自覚症状が現れる厄介な病気です。
この段階では手遅れで治療が困難になり、手術を行うことがあります。
しかしがんは初期状態でも人間ドックで発見することが可能です。
自分の健康のためにもできれば1年に1回は人間ドックを受けておきましょう。
人間ドックが面倒に感じる方はおうちでドックを利用すると、時間や手間をかけずにがんについて調べることができますよ。
より長く健康的な人生を過ごすためにも体を検査しておきましょう。
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